2018年06月
春爛漫、此の所の陽気に誘われて、夏の花々も咲き始めました。
今回はカンデルシュテーク(Kandersteg)の先にある、ガステルン谷
(Gasterntal)のハイキング。ここカンデルシュテークは、かつてはベルン州からヴァリス州に向かう交通の要所として、特急も止まるリゾートでしたが、2007年のレッチベルク基底トンネルの開通に伴い、ローカル線か車でしか訪れることの出来なくなった村。
リゾートとしては少しばかり寂れてしまいましたが、“アルプスの宝石”エッシネン湖(Oeschinensee)やゲンミ峠(Gemmipass)超えのハイキングルートの起点終点として今だに多くのハイカーを惹きつけています。
ガステルン谷はカンデルシュテックの南東、カンデル氷河(Kanderfirn)とそこから流れ出すカンデル川によって削られた谷になります。谷奥のセルデン(Selden)にはホテルレストランがあり、シーズン中には小型の乗合バスが運行しています。高低差が400m程、片道約10kmとカンデルシュテークから往復するとなるとかなりの大仕事ですが、片道バスを使えば、のんびりとしたハイキングを楽しめます。
途中には岸壁の中から吹き出す滝や
悪魔の橋もびっくりな急流にかかる、ちょっと年代物の橋を間近にする事ができます。
下りで4時間強の長丁場ですが、是非一度訪れてみて下さい。
さか
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