2017年08月
サンモリッツから列車で約30分。レーティッシュ鉄道アルブラ沿線上のPreda-Bergün区間のハイキングルートをご紹介します。
着工はおよそ120年も前の1898年(日本は明治31年)、その6年後に開通したレーティッシュ鉄道アルブラ線。この険しい山岳地帯にトンネルを掘り、石橋を架け、山肌を縫うようにカーブを多用することで標高をかせぎ、クールからサンモリッツまでの高度差約1200mを見事攻略しているわけですが、このような写真を目の前にすると、当時の鉄道技術とここに鉄道を通そうと考え、実行に至ったその凄まじい情熱に感服するばかりです。
Preda駅を出発して約20分で石橋がこんな目の前に現れます。列車の時刻表から逆算して、ここで列車の通過を待つと良い1枚が撮れそうですね。
この日はとても暑い日だったのですが、途中アルブラ川が幾度となく目の前に現れ、なんとも涼しい風景を演出してくれていました。
そして石橋とレーティッシュ鉄道をおさめた1枚です。ちなみに前9両は普通車両、後ろ6両はグレーシャー・エクスプレスが連結されていました。
出発してから約1時間、線路と道路と川が交差する場所に辿り着きました。
この後、十数分程上りが続き、そして下ります。道幅は狭いので、ゆっくり足元に気をつけて下ります。
出発してから1時間20分。森を抜けると視界が開けます。ホッとする景色ですよね。
あとはゴール地点のBergün駅まで真っしぐら!
…といきたいところでしたが、
こんな看板に誘われ、中をのぞいてみることにしました。
こんな感じで数十種類のチーズやサラミ、肉にバター、ヨーグルトやミルク、アイスクリームまで無人販売されていました。ちょうど喉も渇いていたのでヨーグルトドリンクを手に入れて、可愛らしいBergünの外観を楽しみながら駅へと向かいました。
Preda-Bergünの1駅区間、列車だとたった16分ですが、ゆっくりハイキングを楽しみながらだと約2時間の道のりです。途中列車を待ちながらだと3時間程みておくと安心です。私も次回は3時間コースで、秋の黄葉シーズンに訪れてみたいものです。
棗
着工はおよそ120年も前の1898年(日本は明治31年)、その6年後に開通したレーティッシュ鉄道アルブラ線。この険しい山岳地帯にトンネルを掘り、石橋を架け、山肌を縫うようにカーブを多用することで標高をかせぎ、クールからサンモリッツまでの高度差約1200mを見事攻略しているわけですが、このような写真を目の前にすると、当時の鉄道技術とここに鉄道を通そうと考え、実行に至ったその凄まじい情熱に感服するばかりです。
Preda駅を出発して約20分で石橋がこんな目の前に現れます。列車の時刻表から逆算して、ここで列車の通過を待つと良い1枚が撮れそうですね。
この日はとても暑い日だったのですが、途中アルブラ川が幾度となく目の前に現れ、なんとも涼しい風景を演出してくれていました。
そして石橋とレーティッシュ鉄道をおさめた1枚です。ちなみに前9両は普通車両、後ろ6両はグレーシャー・エクスプレスが連結されていました。
出発してから約1時間、線路と道路と川が交差する場所に辿り着きました。
この後、十数分程上りが続き、そして下ります。道幅は狭いので、ゆっくり足元に気をつけて下ります。
出発してから1時間20分。森を抜けると視界が開けます。ホッとする景色ですよね。
あとはゴール地点のBergün駅まで真っしぐら!
…といきたいところでしたが、
こんな看板に誘われ、中をのぞいてみることにしました。
こんな感じで数十種類のチーズやサラミ、肉にバター、ヨーグルトやミルク、アイスクリームまで無人販売されていました。ちょうど喉も渇いていたのでヨーグルトドリンクを手に入れて、可愛らしいBergünの外観を楽しみながら駅へと向かいました。
Preda-Bergünの1駅区間、列車だとたった16分ですが、ゆっくりハイキングを楽しみながらだと約2時間の道のりです。途中列車を待ちながらだと3時間程みておくと安心です。私も次回は3時間コースで、秋の黄葉シーズンに訪れてみたいものです。
棗
ベルン州とヴァレー州の境にあるゲンミ峠にやって来ました。この日は一年に一度の羊飼い祭りの日です。空も羊たちを迎えるべく、ひつじ雲のような雲が広がっていました。
羊たちがここに辿り着く前からお祭りは始まります。アルプホルンの心地よい音色にアコーディオンの軽快な音楽、そしてヨーデルの美しい歌声が湖畔に広がります。ビールやワイン、ラクレットやソーセージなどを飲んだり食べたりしながらみんなその時を待ちます。
見えますか?はるか向こうに、羊たちの群れが…!
かなりのスピードで急斜面を下り、私たちがいる場所までやって来ました!
この可愛い親子の眼差し。シャッターを切る手が止まりませんでした。
アルプスの山々に隔たれ、交流のなかった隣り合う2つの州の牧童たちが、お互いの親交を深めるために、州境にあたるゲンミ峠に集まるようになったのが、このお祭りの起源。そんな昔からの風習が、今では人気のアルプスの夏の風物詩になっているなんて素敵ですよね。この先、50年、100年後もこの伝統のお祭りを見られるような平和な世界であってほしいと、羊たちを見ながら感じました。
では最後にもう一枚。
"Midday in the Alps"
棗
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