Luzern-Vierwaldstättersee(ルツェルン湖地方)
まず切符を買い、通常は30分毎、夏のハイシーズンは10分毎に運行されている可愛らしいケーブルカーに乗り込みます。
ケーブルカーを降りたらいよいよ主役のお出ましです。私が訪れた時間が15時前という中途半端な時間帯だったからか、10人ほどしかお客さんはいませんでした。
ということで、1番乗りでお目当の場所へ!
そして乗ってみたかった&撮ってみたかった乗り物がこちら!!
これは世界初、オープンデッキ付き2階建てロープウェイ"CabriO"です!ケーブルカーとの乗り換え駅は標高710m。終着駅Stanserhornは標高1850m。その標高差1140mを10分かけて上がります。スイスにはいたるところにロープウェイやゴンドラ、ケーブルカーや鉄道などが張り巡らされていますが、風を体いっぱい受けて初めて分かる、そのスピード感と高度感。予想以上に興奮しました。途中、前から来るロープウェイとのすれ違う瞬間を撮ろうと、iPhoneカメラをロープウェイの柵の外へ差し出すのも少し躊躇うほど、視界を邪魔するものは何もありません!最高の10分間でした!
展望台に到着すると展望スペースにレストラン、お土産物屋さん、そして10分程歩くと山頂展望台があります。山頂展望台への途中にはマーモットが1匹。
そして展望レストランを見下ろした景色と、少し突き出す形で作られている展望台です。
山頂展望台からは周囲の湖や山が一望できますが、この日は雲が多く、また霞んでいたため、残念ながら写真はありませんが、晴れていればアイガー、メンヒ、ユングフラウもはっきり見えるはずです。ルツェルンから往復1時間もかからない場所にあるので、その日の空の様子を見て、みなさんは是非晴れ渡った日に訪れてみて下さいね!
2016年11月13日までは、8:15〜16:30まで運行(上り)されています。
毎週金曜日、土曜日に限り、22時まで運行(上り、30分毎)。この日は金曜日だったので、私が帰る頃も展望台に上がるお客さんが沢山乗っていました。
ちなみに、下りの便は満員で、希望の時間帯に乗れない可能性もあります。展望台で無料配布している下りの希望時間のBoarding Passを受け取るか(到着時にはすでにないこともある)、事前にオンラインで5CHFを払って(この5CHFはクーポン券代わりとなり、展望レストランやショップで使えるそう)希望時間のBoarding Passを買えるようですが、時間に余裕をもって訪れるのが一番良いですね。
ルツェルンやルツェルン周辺にお泊まりの際は、乗り物も展望も最高のこの地に足を運んでみて下さいね。そしてルツェルンお泊まりの際は是非、夕景・夜景も楽しめる、夕方頃からの出発がオススメですよ!!
なつめ
ここ数日、天候が安定しないインターラーケンです。今日はクライネシャイデックの裏にあるラウバーホルンがうっすらと雪化粧していました。明日はクライネシャイデックがある標高2000mまで雪が降る予報が出ていますが、今週末にかけて、徐々に天候が回復するようです。
先日、ルツェルン近郊にあるピラトゥス山に行ってきました。ピラトゥス山は、中世、ローマ提督ポンティウス・ピラトゥスの亡霊がいると信じられ、入山が禁止されていた山です。
インターラーケン・オスト駅から、昨年から新装された「ルツェルン・インターラーケン急行」に乗って行きます。昔の客車列車に比べて、約10分間の時間短縮が図られ、乗り心地もとても良くなりました。全車両、パノラマ車両で、カフェ車両も連結されています。
ピラトゥス鉄道の出発するアルプナッハ・シュタッドは各駅停車S-Bahnしか停まらない駅なので、途中で乗り換える必要があります。アルプナッハ・シュタッドはルツェルンからの船便が発着します。ルツェルンから来るときは、船を使っても良いですね。
今から125年前の1889年6月に開業したピラトゥス鉄道は、リギ山の2つの登山鉄道に続く、スイスで三番目に古い登山鉄道。世界一の急勾配480‰(1000m進むと480m登る!)もの急坂を登ります。山麓駅から見てみても、その急坂は一目瞭然です。
それほどの急坂で車両が浮いてしまう可能性があったため、歯車を挟み込む形のローハー式という特殊なラックレール(歯車の付いたレール)を使っています。このラックレールが複雑なため、ポイントもスライド式や回転式といった他では見ることができない特殊なものです。
山頂駅からは、約15分でルツェルン市街が一望できるイーゼル展望台(標高2118m)に着くことができます。片道30分かけて最高地点のトムリスホルン展望台(2128m)まで行くことも可能です。
つちや