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 世界最長の鉄道トンネルとして、昨年6月に開通したゴッタルド基底トンネル。約半年間の試験運行を経て、昨年12月から正規運行を開始しました。そこで夏のシーズンが本格化する前に、早速そのトンネル区間を通る列車に乗ってきました。
 この路線で走っているのは、スイス国鉄の高速車両であるICN(RABDe 500)です。最高時速は250Km。フランスやドイツ、はてまた日本の新幹線には及びもつきませんが、山岳地帯が基本のスイスでは一番足が早いのです。ゴッタルドトンネル開通以前は、チューリッヒを起点に東部地域や西部地域を結んでいました。トンネル開通と同時に、南部のティチーノ州やイタリア方面にも投入されました。しかも、車両は順次リニューアル中という事で、私が乗った車両も内装が真新しい、新品同様でした。
 今回はチューリッヒから乗車。写真のように、車内にはモニターがいくつかあり、路線図と停車駅、現在位置が表示されています。さらにはスイスの観光PRビデオも流れていました。さすがは国際列車です。ちなみに、上記の写真はトンネル通過中に撮影。地下深くでGPSが届かないのか、残念ながら現在地表示はトンネル突入前のErstfeldエルストフェルド付近で止まったままでした。
 全長57Kmを所要約20分で通過。20分間ひたすら暗い車窓というのは、やはり長く感じるものでした。実は基底トンネルを通過しない旧線区間は、鉄っちゃんには堪らない鉄道風景の宝庫。目的地までは30分余分にかかりましたが、景色を楽しむ事が出来ました。基底トンネル開通後は、こちらの旧線はゴッタルド・パノラマ・エクスプレスとして運行されています。お時間に余裕がおありであれば、行きと帰りでそれぞれ違ったルートをお試しください。

さか