スイスで有名な絵本といえば、「ウルスリのすず」です。
ウルスリは主人公の少年の名前です。

ウルスリが住むエンガディン地方には3月1日に春を呼ぶお祭り、「チャランダ・マルス」があります。(ロマンシュ語で意味は3月1日)。「ウルスリのすず」はそのお祭りを題材にした物語です。

ウルスリは山奥の貧しい村に両親と3人で暮らしていました。明日、3月1日は子供たちが鈴を下げて歩く春迎えのお祭。子どもたちは村の広場に集まり、鈴を借ります。大きな鈴を持っている子はお祭りの先頭を歩けるのですが、ウルスリがもらった鈴は一番小さい鈴でした。
ウルスリは夏の山小屋に大きな鈴があるのを思い出して、一人でそれを取りに出かけます……。


これが「ウルスリのすず」の物語のあらすじです。
そしてこの絵本のモデルになった場所が「グアルダ」という小さな村です。人口180人ほどの小さな村ですが、この村はスイスの国家遺産でもあります。



なぜこの村が国家遺産かというと……



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スグラフィットという壁の表面を金属でひっかくようにして塗り込めた下地を見せて描く技法で描かれた幾何学模様や、フラスコ画で飾られている家はこのエンガディン地方の伝統です。

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こんなに可愛らしい家が並ぶグアルダは、私のお気に入りの村です。

因みに国家遺産に指定されているため、グアルダの家は改装する際に申請が必要だったり、壁にチラシを貼れない、お土産屋さんは商品を店の前に出せないなど、制約もあります。

また家の特徴として壁が厚いので冬は暖かく、夏は涼しいそうです。
家の外側は石膏で内側は木材、天井は低くて窓が小さいけれど、外側に広くなる作りなので日光が入りやすいつくりになっています。


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また、スイスの家で「エルカー」という出窓がある家はお金持ちとされています。
ここグアルダにもエルカーがきれいな家があります。
それが↓です。

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本当に可愛らしい村なのでぜひお時間があれば訪れてみてください。
因みに村は半日もあれば堪能できます。
村にはホテルもあり、村の裏手にある丘には、「ウルスリのすず」をモデルにしたようなハイキングコースもあります。

そのハイキングコースについては次回、ご紹介いたします(^^)


みどり🍎