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彼方此方で春の訪れを感じられる今日この頃、ウィンタースポーツ愛好者にとっては少し寂しい季節でもあります。一部の氷河スキー場を除いて、ヨーロッパのスキー場は大抵どこも4月下旬でクローズですが、バックカントリーに繰り出すなら5月でもチャンスはあります。

この時期のユングフラウヨッホは一般観光客の他にツアースキーやスノーボードを抱えたバックカントリー愛好家たちでも賑わいます。ユングフラウ鉄道では彼らの為に、板やリュックサックを乗せる貨物車を別途連結して走っています。
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スタート地点はアレッチ氷河スノーファンの出口。こちらは通常、一般観光客も雪の世界を楽しめるように各種アトラクションが用意されているのですが、天候や雪の状態によっては、通路途中に行き止まりの柵がある事があります。これはアトラクションスペースが閉鎖されている状態。スキーヤー達は柵を乗り越えていきますが、観光客の方は決して真似をしないでください。また、氷河上を滑る際にはクレバスの危険性もあります。雪崩に対する装備や知識も必要となりますので、相応の知識を持った山岳ガイドと同行してくださいね。

今回は一泊二日のツアーで、ユングフラウヨッホからアレッチ氷河をコンコルディアプラッツ(Konkordiaplatz)まで滑り、そこからホランディアヒュッテ(Hollandiahütte)まで登って一泊。翌日レッチェンリュッケ(Lötschenlücke)を超えてレッチェン谷(Lötschental)へ下りました。なんと全行程世界遺産の中です。

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ホランディアヒュッテからレッチェン谷を見下ろします。週末でもあり、ヒュッテはほぼ満員でした。

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夕焼けに染まるブライトホルン(Breithorn)とビーチュホルン(Bietschhorn)。

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夜明け前、前日に通ってきた道程を振り返ると、朝日の中にフィンスターアールホルン(Finsteraarhorn)の姿が浮かび上がります。

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ラング氷河(Langgletscher)の上を滑り降ります。

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道半ば、ようやくレッチェン谷の緑が見えてきました。

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そして再び春爛漫。さすがにこの時期になると氷河の先には殆ど雪は残っていませんでした。最後の30分程は板を背負ってのハイキング。半日の間に冬から春への季節変化を楽しめました。ツアースキーの季節もそろそろ終わりです。気持ちの方も春から夏へ向けて切り替えていきましょう。