スイスアルプス便り

スイスのサンモリッツにある、日本人経営の旅行会社<ジャパニーズインカミングサービス>のブログです

2016年07月

Bussalpへ

今日はお天気が良かったので念願のFirstからBussalpまでのハイキングに行ってきました。
出かけたのがお昼頃だったのでFirstのロープウェイは大混雑。
ロープウェイのチケットを購入する列が建物の外にまで伸びていて、乗り場にも列ができていて、Firstのロープウェイは6人乗りなのですが、基本的に1人でしか乗ったことのなかったこのロープウェイに5人で乗るというギュウギュウ詰め(笑)

なのでFirst - Bachalpseeまでの道も沢山の人が歩いていました。細い道では列ができてしまうほどでした。
そんなこんなでBachalpseeに着けば、そこもたくさんの人でにぎわっていましたが、私の目的はその先、Bussalpです。
BussalpはBachalpseeから2時間のコースタイムで、いくつかルートはあるのですが、今回は2つの湖の間を通るルートを選びました。
と、いうのもFaulholn側のルートは途中まで歩いたことがあるので、行ったことがないコースを歩きたいと思ったのと、そのルートのほうが登らずにすむという怠惰な理由からでした(笑)

ですがこのルートを選んで個人的には大正解。
まずは湖をぬければ左手側にはすぐにヴェッターホルンからアイガーまでがバーンと広がります。

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うん、広がっていたのですが、ヴェッターホルンが写っていないですね、この写真(笑)

とりあえずこの写真で景色がいいのが伝われば幸いです。
景色もいいのですが、コースもよかったです。このルート。
最初は緩やかに登っていきますが、歩きやすい道でルートもわかりやすいです。
途中から岩がふえてきますが、歩きにくさはさほどないです。

P7292107

個人的にはここがこのルートの一番の登りだったかな、という感じです。
でも道は歩きやすいです。
ただ、ガレ場を歩くのが好きな私としてはちょっと物足りないくらいですが、地形図を見たところ、このあとにガレ場があるようなのでワクワクしながら歩き続けます。
もちろん景色はその間もずっと左側には山々が広がっておりますし、右手側には牧草地の山が広がっているので、左右で違う景色が楽しめるのがこのルートのいいところだと思います。
そしてしばらく歩くとでてきました。ガレ場。

P7292109

本当はもっとガレガレしていたのですが、歩くのに夢中で写真撮り忘れました。すいません。
ですがガレ場はルートを見失いやすいからなのか、こまめにハイキングルートを示す印があったので道を見失うことも間違えることもないので安心して歩けます。

そしてそんなガレ場を抜ければ牧草地帯に入って、このときはちょうど放牧時期だったのか牛がたくさんいました。
スイスの牛さんはべっぴんさんばかりでほんとうに可愛らしいです。

P7292111

スイスの景色は青空と白い雲と緑の山のコントラストが本当にきれいです。
残雪もあり、雪解け水の小川もたくさんあり、とにかく歩いていて飽きないコースです。
しかもこのコースは頑張ったご褒美に、ゴール地点のBussalpではレストランがあります。

P7292114

ここのレストランはケーキが美味しいとの噂です。
と、いうわけでケーキを食べるつもりでお店に入ったのですが、この日はとにかくお天気が良くて暑かったので、ケーキの気分ではなかったのでアイスを注文してしまいました(^^;)

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私の好きはヨーグルトベースのベリーアイスです。上にのっている生クリームは甘さゼロなので生クリームが嫌いな私でも食べられました。
そしてアイスの下にはラズベリーがたくさん入った暖かくて濃いベリーソースがあって、それがアイスをいい加減で溶かしてくれて、甘みのない生クリームをベリーの酸味で美味しく仕上げてくれるのでたまりません!!
ちなみにこれでミニサイズです。
むしろミニサイズで十分です!!

疲れた体にアイスが染みわたり、景色は変わらず最高で、言うことありません。
しかも帰りはバスでグリンデルワルトまで帰れるので楽ちんです🎶
バスは1時間に1本と本数は少ないのですが、このレストランがあるから心配無用。
ここでゆったりとした午後のひと時をすごせばハイキングの疲れも吹っ飛びます。

お時間あればぜひBussalpのハイキングコース歩いてみてはいかがでしょうか?


みどり🍎

国立公園へ

先日、インターラーケンとサンモリッツの移動の合間に
スイスで唯一の、国立公園へ立ち寄ってきました。
この公園を境にエンガディン地方は、上下に分かれます。

ツエルネッツの駅から、ポストバスに乗り込みます。
ポストバスの駅ごとに、ハイキングの分岐点のポイントとなります。

私は今回は、P1のバス停からスタートしてP5のIl Fuornへ、
そしてIl FuornからP8のバス停からMargunetをぐるっと回って
P7の元バス停を経由してP8のバス停に戻ってくるルートを回りました。


IMG_0360

P1のスタート地点。

とても静かです。


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スイスは静かな場所が多いなという印象でしたが、
手つかずの静かさは、普段体感している静かさとは全く違う静けさでした。

5000年前の、まだ人々が生活を始める前の自然の生態系を目指しているこの公園。
倒れた木も、崩れた岩もそのままに。
倒木更新もいくつも見ることもできました。

普段目の前にしているスイスの自然が
縁側の陽だまりのような静かさだとすると、
公園の静かさは荒削りな、未完のままのそれでいて美しいような
まばたきが痛いくらいに寒い朝のような静かさでした。

うまく、例えられませんね!


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野生のエーデルワイスも満開です。

IMG_0370

Margunetから眺めた景色。
これらがありのままの景色なんだと思うと、堪らない気持ちになります。

リコメンドのコースも教えてもらったので、
また是非立ち寄ってみようと思います。


伊藤




 

アイガーウルトラトレイル2016

先週16、17日と開催されたアイガーウルトラトレイル2016
を見に行ってきました。 
今年で開催4回目となる今回、念願叶ってみることができました。

大会の前日まで雪が降るというハプニングの中、
本番当日は 天晴れの快晴!

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朝4時半にスタートしてから101kmの選手でもトップ群は夕方には
ゴールするそうで、スタンバイして待っていると。。。

02_IMG_0340

きました!
スイス人ランナーPezos Diego選手!

ぶっちぎりです!

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2位の選手に1時間以上の差をつけてのゴールでした。
まだまだ走れそうです!

日本の選手のゴールも見ることができました。
続々と選手がゴールしてきます。
選手の皆さん、とってもいい顔です。

Pezos Diego選手が、天を仰ぎながら投げキッスしているところ
とても印象的でした。

選手の皆さん、大会を支える皆さん、お疲れ様でした。
これからも走り続けてくださいね。


伊藤

 

トリフトHütte

Zermattにある山小屋、トリフトHütteに行ってきました。
この日は快晴で、マッターホルンもバッチリ見えている中のハイキング(ただしトリフトHütteへ上がるコースからは見えません)。
まずは標高1961mのエーデルワイスHütteを目指します。

エーデルワイスHütteへはZermattの町中から路地に道をそれると案内板が出てきます。
その看板に従って歩いて行くとあっという間にZermattの町が眼下に広がります。





















そのまま歩いていくと滝と橋が見えてきます。
ついでにその左上には第一の目的地のエーデルワイスHütteも見えます。




































正直あそこまで登るのか、と思うとげんなりしますが(笑)意を決して再び歩き始めました。

とはいえ、Zermattの町からスタートして50分程でエーデルワイスHütteには着きました^ ^





















zermattの町の標高は1605m、標高差356mですが意外にサクサク歩けました。
なのでエーデルワイスHütteで5分ほど休んで、次の目的地のトリフトHütteを目指しました。

トリフトHütteまでのコースタイムは1時間10分。
道はほぼ登りで、岩壁に沿うようにハイキングコースがあるかと思えば、川を渡れば草原に出て見晴らしのいい爽やかな風が吹く中を歩けます。








































































そしてスイス国旗が顔を出せば、目的のトリフトHütteはすぐそこです。





















そんなわけで、無事に到着しました、トリフトHütte。
エーデルワイスHütteからコースタイム1時間10分でしたが、43分で到着しました。
他のハイカー達も1時間かからずに着いていました。
トリフトHütteの標高は2337m、エーデルワイスHütteからの標高差346m、Zermattからは702mの標高差。
思っていたより大変ではなかったです^ ^

そしてトリフトHütteではHütteの従業員によるアルプホルンの演奏もあり、ゆったりとした時間の流れを楽しめました。




































因みにトリフトHütte裏にお手洗いがあり、そこは無料で利用できました。
もちろん水洗です。^ ^

Zermattに来てマッターホルンを見ないという贅沢な選択ができるトリフトHütte、一度は訪れてみてはいかがでしょうか?
Hütteはもちろん宿泊も出来ますし、日帰りもできます。


みどり🍎

ローフフェルナーを訪ねて

ぽっかり空いた休日に

ガイド中、遠くに眺めていて兼ねてから憧れだった、

ローフフェルナーに近づきに行ってきました。


標高2500mにそびえ立つ、右足の指のような

大きな岩です。
なぜ!こんな場所にこんな形に! 
そんな岩です。 


ラウターブルンネンからポストバスに乗って

イーセンフルーに向かいます。

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小さなゴンドラでズルワルトを目指します。 


森林帯をひたすら抜けると、

一面の牧草地が広がります。


1時間半ほどで、ロープホルンヒュッテと

ローフフェルナーへの分岐に到着します。
  

分岐にある農家さんの小さな坊やとお父さんが

川で水汲みをしていました。

なんだかとても美しい光景でした。

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 傍らには、アイガー、メンヒ、ユングフラウを

横目に進んでいきます。

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そこから開けた草地を1時間ほど行くと、 

あれだけ遠くに眺めていたローフフェルナーがすぐそばに!


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近い!かっこいい!!
 

どの角度から見ても格好良いです。

ときめきます。


ちょうど、クライマーがてっぺんに到達するところ、

これから上でご飯のようです。

いいですねぇー。

その後はsuleggの稜線を辿って

ロトホルンヒュッテで一休み。
この稜線も、ブリエンツ湖、トゥーン湖を眺めることができ、
素敵な稜線でした。
 

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ベルナーオーバーランド三山を真正面に見ながら

ビールを頂きました。

降りてきた直後のビールは殊更に

うまいです!


もっとローフフェルナーが好きになりました。




伊藤

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