スイスアルプス便り

スイスのインターラーケンとサンモリッツにある、日本人経営の旅行会社    <ジャパニーズインカミングサービス>のブログ

2014年10月

黄金の秋

18 10 2014 013エンガディンは、黄葉の美しい季節を迎えています。山にも雪がついて、カラマツは金色に染まり、写真を撮るには最高の季節です。今週末で山へのゴンドラ関係がクローズしますが(ムオッタスムラーユ方面は26日まで)、まだまだ秋をお楽しみいただけます。本日18日より、ディアボレッツァの冬の営業がスタート。グラウビュンデン州では一番早く、スキーシーズンが始まりました。ピステも硬く、シーズンインには良いトレーニングができそうです。秋のエンガディン、おすすめです。

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アルブラ鉄道博物館

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 世界遺産の鉄道路線でありスイス屈指の観光路線、氷河急行とベルニナ急行を運行している、スイス最大の私鉄レーティッシュ鉄道は今年、その運行開始から125周年を迎えました。今回訪れたのはレーティッシュ鉄道の全てが分かる鉄道博物館アルブラです。クールからサンモリッツに向かうアルブラ線のほぼ中間点に位置するベルギュン駅に2012年に開館しました。

 鉄道施設の一部を改築して作られた博物館前には旧型の機関車が展示され、入口に上がるスロープは古い貨物台の上につながっていて、遊び心に溢れています。入口部分左側は駅窓口、博物館へは右手のショップ兼カフェの方から入ります。こちらのカフェも昔の車両の座席を使用したりと、古き良き時代の鉄道の雰囲気を満喫出来ます。

 チケットを購入して中に入ると、まずは125年の歴史で使用されて来た機関車や車両の写真が次々と映し出されていました。その先には、鉄道模型で作られたレーティッシュ鉄道の姿。

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 駅の様子や、ラントヴァッサー橋の様な見所まで、細かく作られています。時間帯が合えば、係の人が模型を走らせているのに出会えるかもしれません。

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 開館から既に2年が経っていますが、この模型はどうやら未だに建築途中。スイスの方は気が長いです。

 ここまでが、1階部分。本格的な展示は2階になります。レーティッシュ鉄道が設立された経緯、世界遺産に指定されたアルブラ線とベルニナ線の建設計画の推移や建設時の詳細、かつての駅舎の様子やその変遷、新旧従業員の証言や現在の運行制御パネルまで、往年のポスターや写真、パネル、模型、印刷機の実物等の様々な展示品を通して体感する事が出来ます。ただ眺めるだけでなく、手で触れて、遊びながら学べる様な仕掛けも随所にあり、大人から子供まで楽しめるようになっています。鉄道ファン必見。説明書きはドイツ語、イタリア語、英語の3カ国語です。空間的にはそこまで大きくはないのですが、内容は非常に濃いので、お時間には余裕を持ってお出かけ下さい。

さか

W杯最長の滑降コースを歩く

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秋晴れの一日、いつもとはちょっと気分を変えて、クライネ・シャイデックからラウバーホルンに上がってみました。このラウバーホルン、夏場は目立たない小山ですが毎年1月中旬に開催される、FISアルペンスキーW杯ウェンゲン大会の滑降コースのスタート場所として知られています。ラウバーホルンレースとも呼ばれるこの大会は、オーストリア/キッツビューエルのハーネンカムレースと並ぶクラッシックコース。特に4650mという滑走距離はW杯でも最長です。毎年開催が確約されているだけに、スタート地点には常設のスタート小屋があり、数年前からこの滑降コースに沿った、ハイキングコースも整備されています。

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スタート小屋横に設置された看板。滑降コースの概要と、注目ポイントが分かるようになっています。そして各ポイントにも説明板が設置されていて、レース中の選手と同じ視点で難所を眺める事が出来ます。前半はオーバーランド三山を眺めながら、殆ど直滑降とジャンプ、後半は樹林帯の中で狭い通路を100kmhを越えるスピードで下って行くトップ選手の気持ちを想像しながら、歩く事が出来ます。出発点のクライネ・シャイデックからウェンゲンまで歩き通すと、約4時間程の行程ですが、体力と気分に合わせて、ウェンゲンアルプやアルメントから列車に乗る事も可能です。ラウバーホルンはブルーベリーの群生地でもあり、この時期は歩きながらつまみ食いするのも楽しいですね。また、スタート小屋のお隣にはスタートバー(Start Bar)という山小屋もオープンしているので、ラウバーホルン登頂後に一休みしていかれるのもお薦めです。

さか

ゼーフェルト・イン・チロル

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スイスからちょこっと飛び出しまして、お隣のオーストリア、チロル州はゼーフェルトにお邪魔しました。標高1180m、ドイツ国境に程近いリゾート地です。今回はケーブルカーとロープウェイを乗継いで、ゼーフェルダーシュピッツェ、標高2,221mまで行ってきました。オーストリアアルプスは全体的に標高は低いですが、眺めが良いのが特徴です。今回も360°のパノラマを楽しむ事が出来ました。

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ゼーフェルトからはケーブルカーでロースヒュッテへ。その後赤いゴンドラのロープウェイで標高2,064mのゼーフェルダーヨッホまで上がります。ここから山頂のゼーフェルダーシュピッツェまでは整備されたハイキング道が延びています。ただし、場所によって狭く、両側の切り立った場所があるので、高所恐怖症の方はご注意ください。
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山頂からの景色は斯くの如し。ドイツ最高峰のツークシュピッツェ他、360°の大パノラマが広がります。お時間に余裕が無い方、あるいは足元に不安のある方は同じ道を戻って頂くのがベストでしょう。往復2時間強のお手軽ハイキングコースです。技術体力に自信のある方は、是非もう一つのロープウェイ駅ヘルメレコップフを目指してください。途中、

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のような鎖場やガレ場、片側がスパッときれた斜面をトラバースしますが、スリル満点、歩行時間2時間程のコースが延びています。

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町外れにはこんな教会も。是非一度お訪ね下さい。

さか


死の湖(Totensee)/グリムゼル峠

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 アルプスのど真ん中にあるスイスは国中いたるところに峠道があります。かつては交易路として賑わったルートの多くが、トンネル技術が進歩し整備された今日では、景勝ルートとして人気を集めています。今回はそんな峠の一つ、グリンデルワルト方面からヴァリス州へ至る、標高2,165mのグリムゼル峠にやってきました。


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 その峠にあるのが「死の湖(ドイツ語でトーテ湖)」です。何とも寒々しい名前ですが、実際はとても風光明媚な場所です。そもそもの名前の由来は、18世 紀の末にフランス軍とオーストリア軍の戦いがこの地であり、多くの死者が出た事から。スイスの苦難の時代の名残を留めた名前です。とはいえ、3世紀を隔てた今となってはそれも遠い過去の事。この日は晴天で風もなく、輝く湖面が周りの景色を映し出しておりました。

 このグリムゼル峠は北海と地中海の分水嶺であると同時に、ベルン州とヴァリス州の境界でもあります。数件のレストランがあり、ドライブの途中一息入れるのにお薦めです。

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