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今日、仕事のためインターラーケンオスト駅に行ったところ、新しい標識がプラットフォームにできていました。「EURAIL NOT VALID」と書いてあります。

鉄道パスは、慣れない窓口や自動販売機で切符をいちいち買う必要が無く、とても便利です。スイス国内で通用する鉄道パスはいくつかありますが、大きく分けてユーレイルパス系とスイストラベルシステム系があります。

ユーレイルパス系は、ヨーロッパ全体もしくは隣国どうしの数カ国で利用可能な鉄道パスです。ユーレイルグローバルパス、ユーレイルセレクトパスなどの名称が付いています。基本的に各国の国鉄線(もしくは民営化された旧国鉄)で利用でき、山岳鉄道やポストバスでは乗車券として通用しません。国鉄と私鉄が相互に乗り入れているスイスでは、利用できる交通機関が分かりにくく、思わぬところで利用制限がかかることがあります。

スイストラベルシステム系は、スイス国内の加盟している鉄道路線、湖上汽船、山岳鉄道、ポストバス、大都市の公共交通機関などで利用ができ(一部の私鉄・ポストバス・山岳鉄道では25~50%割引)、スイス国内のみでの利用には断然お得です。スイスパス、スイスフレキシーパスなどの名称です。

そこで、冒頭の新しい標識に戻ります。インターラーケンオスト駅には私鉄の三社、BLS(ベルン・レッチベルグ・シンプロン鉄道)、ZB(スイス中央鉄道)、BOB(ベルナーオーバーランド鉄道)が乗り入れています。このうち、ベルンからのBLSとルツェルンからのZBはユーレイルパス系を追加料金無しで利用可能なのですが、ここからユングフラウ地方に向かうBOBはユーレイルパス系を利用する場合は追加料金が必要なのです。利用できると思っていた鉄道が利用できなかったとしたら、追加料金を払うことになったら、特に値段の高い山岳鉄道、ちょっとショックですよね。標識ができたと言うことは、たぶん、かなりの人がユーレイルパスを利用できると思いこんでいたのではないでしょうか?

以上の情報は2014年8月31日現在の情報を元にしています。鉄道パスの利用範囲などの詳細は常に改訂されています。詳細は各鉄道パス発行会社にお問い合わせください。

つちや