今日のインターラーケンは曇天ですが、雲の間から青空が見え隠れしています。明日は、スイス全土で晴天、気温はインターラーケンで25度前後まで上がる予報です。金曜日から火曜日までは、晴れのち曇り、大気の状態が不安定で夕方には雷が鳴るような予報が出ています。

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ベルナーオーバーランド三山のひとつ、メンヒ(標高4107m)はユングフラウ鉄道のユングフラウヨッホ駅から日帰り登山可能な4000m級のピークで、ヨーロッパアルプスのピークの中では32番目に高い山です。今年の夏は気温が低く、雪の状態も安定しているとのことだったので、先日、晴天に恵まれた日に地元グリンデルワルトのガイド組合にガイドを頼み、弊社スタッフ二人で登ってきました。

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行きのヴェンゲルンアルプ鉄道からメンヒの頂上を見上げます。ちなみに左手前の岸壁は、先日のブログで紹介したロートシュトックです。

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ユングフラウヨッホ駅のコーヒーバーでガイドと待ち合わせ、装備をチェックして歩き始めます。メンヒヨッホ小屋方面に30分ほど登ってから、メンヒの南西稜に取り付きます。重登山靴にアイゼンを付け、ガイドとアンザイレンをして、最初はグレードⅡ程度の岩稜を登ります。標高差250mほどを登ったところから雪の稜線になり、ピッケルを取り出して、急な斜面をステップを切りながら進んでいきます。標高も高いので、ここが一番、しんどいところですが、右にはアイガーのミッテルレギ稜線、ヴェッターホルン、グロッセシャイデックを、左にはユングフラウを展望する美しい風景の中を登っていきます。

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最後は幅の狭い雪の稜線上を登ります。急な登りではないのですが、左右がスパッと切れているので、高所恐怖症の人にはつらいですね。右の眼下にはアイガーの頂上が見えました。そして、ナイフリッジを慎重に歩き、南西稜が近づいてきたら、頂上に到着です。頂上からは、トゥーン、インターラーケン、クライネシャイデックが見えました。今回は、天気が良かったので遠くにモンブランやマッターホルンを望むことができました。いつも観光で来ているユングフラウヨッホ展望台が眼下に見えるのはとても感動です。

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今回は、始発のユングフラウ鉄道(ユングフラウヨッホ駅に8時52分着)、10時頃から稜線に取り付き、12時半に登頂、14時半ごろにメンヒヨッホ小屋への圧雪された雪上ハイキング道に戻ってきました。このメンヒに登るには、ロッククライミングの技術と雪の稜線を歩くときの確かなアイゼンワークが必要です。日本アルプスの稜線に比べても1000m以上高いところを登るので、高度順応が鍵になります。登山予定日の数日前にグリンデルワルドに来て、周辺でハイキングやユングフラウヨッホ展望台に上がり、3000m以上の標高に慣れると良いでしょう。ガイドを頼む場合は、必要な道具をガイド組合でレンタルすることができます。一人のガイドが一人もしくは二人のお客さまを連れて行くことができ、お客さまの人数でガイド料金が異なります。

弊社ジャパニーズインカミングサービスは、地元グリンデルワルトのガイド組合手配、ガイド組合での打合せアシスタントを行っています。メンヒとユングフラウ(標高4158m)やメンヒとアイガー・ミッテルレギ稜(標高3970m)の組み合わせ登山も人気です。腕に自信がある方は、いつ、どの程度のグレードの岩登りの経験があるのかを添えて、ぜひお問い合わせください。
http://jisdavos.org/

つちや