スイスアルプス便り

スイスのインターラーケンとサンモリッツにある、日本人経営の旅行会社    <ジャパニーズインカミングサービス>のブログ

ミューレンのヴィア・フェラータ

今日のインターラーケンは曇り。雲の合間から晴れ間が見え始めています。気温も20度前後で過ごしやすいです。明日からは天気が回復する予報が出ています。

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ミューレンの村は一般車両が入ることができない静かなリゾートです。一般車両は、ラウターブルンネンの谷底シュテッヘルベルグにある駐車場に駐車して、標高差800mをギンメルバルト経由で登るロープウェーで来る必要があります。このロープウェーから長い吊り橋が見えます。ミューレンからギンメルバルトまで600mの断崖絶壁の上をクライミングするヴィア・フェラータの吊り橋です。

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ヴィア・フェラータ(イタリア語で鉄の道という意味です)は、第一次世界大戦で戦ったイタリア軍とオーストリア軍が軍隊を安全に岩山に登らせることができるように、鉄のロープを取り付け、専用のカラビナで安全確保をしながら登るクライミングです。ヨーロッパアルプスでは数多くのヴィア・フェラータがクライミング用に設置されています。ここ、ミューレンのヴィア・フェラータは中級者向けなのですが、ラウターブルンネン谷の断崖絶壁の中腹を通ることから、非常に度胸がいるコースです。

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途中には、岩の途中に金属の足場があるだけの区間や、十数メートルもハシゴを下りる区間、三本ワイヤーの吊り橋、そして、最後には高さ600mの崖の上に作られた長い吊り橋があります。距離は2.2km、標高差400m、約2時間のクライミングです。

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営業は6月15日から10月末まで。ハイキングではなくクライミングなので、しっかりとしたブーツが必要です。ヘルメット、ハーネス、ヴィア・フェラータ専用カラビナはミューレンやグリンデルワルトのスポーツ店でレンタルすることができます。山岳ガイド付きツアーもあります。また、グリンデルワルト近郊にはいくつかヴィア・フェラータがあります。ガイド付きツアーを手配希望の方は、弊社ジャパニースインカミングサービスまでお問い合わせください。
http://jisdavos.org/

つちや

グリンデルワルト上氷河とグレックシュタイン小屋

今日までは悪天候が続いていたスイスですが、火曜日からは晴れて気温が上がる予報が出ています。

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グリンデルワルトの村から西の方角に聳えているヴェッターホルン、その登山基地として使われるのがグレックシュタイン小屋です。この山小屋までは、急な斜面に取り付けられた狭いトレッキング道を歩きますが、グリンデルワルト上氷河が大迫力で迫る景色に圧倒されること間違い無しです。

グリンデルワルトからグロッセシャイデックに向かう郵便バスを途中で下車します。この角度から見るアイガーは、とても薄く見えますね。グリンデルワルトの村から見えるどっしりとしたアイガーとはまた違った見え方です。
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最初と小屋の近くに急な登りがあるのですが、片道約3時間のハイキングで山小屋まで登ることができました。

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山小屋の近くにはエーデルワイスが咲いていました! 水ハケが良い砂礫地帯にしか生育していないエーデルワイスを、グリンデルワルト周辺で見ることができる場所は限られていますよ。

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山小屋の前からは大迫力のグリンデルワルト上氷河、そしてシュレックホルンを見ることができます。

つちや

ミューレンからゼフィーネンフルゲを越えてグリースアルプへ

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ミューレンからグリースアルプ、ブリュームリスアルプ小屋、エッシネン湖を経由してカンデルシュテークに抜ける一泊二日~二泊三日のトレッキングは、日本人にはあまり知られていない縦走路です。さらに一泊二日を追加して、カンデルシュテークからはゲンミ峠を越えてロイカバードへ抜けたり、レッチェン峠を越えてレッチェンタールに抜けたりするバリエーションルートを作ることもできます。

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今回は、晴れた日をねらって、ミューレンからゼフィーネンフルゲ峠を越え、グリースアルプまで一日トレッキングを楽しんできました。インターラーケンから始発の電車に乗り、歩き始めのミューレンはまだ朝の柔らかい日差しでした。

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途中、ロトシュトック小屋を通り、残雪が残る急な坂を登り切るとゼフィーネンフルゲ峠です。峠の向こうにはキエンタールの谷が一望できます。この区間は年によって残雪の残りかたが異なりますが、7月中旬から下旬くらいになると歩けるようになるようです。

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峠から直接グリースアルプまで下りるコースもあるのですが、ちょっと寄り道して、スイス山岳会のグシュパルテン小屋経由でグリースアルプまで下りました。途中、何カ所も雪渓が残っているので雪山に慣れた人向けの道です。眼下にはグシュパルテン氷河が見えます。

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そして、山小屋の下まで来たところ、表示は白赤白の道でしたが、なんと!氷河の上を横切っていました。氷河の上にハシゴがかけられ、そこを通るようです。

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最後はきれいな牧草地の中をグリースアルプまで下りました。この区間は約8時間の健脚向け縦走コースです。足場が悪いのでしっかりとしたブーツ、十分な装備を持って歩くことをおすすめします。グリースアルプからはBLS(シュピーツ~ブリーク線)のライヘンバッハ駅まで、ヨーロッパで最も急な勾配を走る郵便バスに乗って下山しました。

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アレッチの吊り橋

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ヨーロッパ最長の氷河、アレッチ氷河を見られるベルアルプから、全長124mの吊り橋で氷河が作った渓谷を渡り、世界遺産に登録されているアレッチの森を抜けて、リーダアルプまで歩く全長14kmのハイキング道が2008年に整備されました。日本人にはまだ知られていない、約5時間の中級者向けコースです。

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まずは、SBBのブリーク駅から郵便バスとロープウェイを乗り継いでベルアルプに向かいます。ホテル・ベルアルプから望むアレッチ氷河の末端部は一見の価値がある場所です。

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ベルアルプから渓谷まで牧草地の小道を標高差400mほど下ります。このコースの目玉、アレッチの吊り橋は全長124m、谷底から80mの高さにあり、渡るときにはちょっとドキドキしました。

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そして、欧州カラマツと欧州五葉松の森を歩いて登っていきます。森の中の道なので、登りですが心地よい風が吹いていました。標高差500mを尾根まで登り切ると、この地域が世界遺産登録されたときに重要な役割を果たした自然保護センター「ヴィラ・カッセル」が見えてきます。

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もし、時間があれば、自然保護センターの中を見学して、カフェでコーヒーを飲みながら、カッセル卿の想いを思ってみるのも良いかもしれません。ここからリーダーアルプまでは約30分、リーダーアルプからゴンドラ、マッターホルンゴッタルド鉄道を経由して、ブリークの駅に戻ることができます。

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レーティッシュ鉄道アルブラ線をテーマにしたハイキング

今朝のインターラーケンは曇り。ケーブルテレビのモニターカメラを見ると、中腹のメンリッヘンもシルトホルンも霧の中なのですが、ユングフラウヨッホは雲を突き抜けて快晴のようでした。インターラーケンのケーブルテレビでは、朝6時から展望台のモニターカメラを放映しています。展望台に上がっても霧の中でがっかりということがないように、展望台に行くときはモニターカメラをチェックしてみてください。午後からは天候が回復して、夏らしい日になりました。

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スイス東部グラウビュンデン州の州都クールとエンガディン地方の中心都市サンモリッツを結ぶレーティッシュ鉄道アルブラ線は「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」として2008年に世界遺産にも指定された景観路線です。氷河特急の路線でもあるので、乗車された方も多いと思います。

氷河特急がサンモリッツを出発したあと、最初の見所がプレダ駅からベルギュン駅まで12.6kmを三連続ループなど20世紀初頭の最新技術を駆使して416mも下る区間です。この区間(プレダ駅からベルギュン駅を経由してフリズール駅まで)のアルブラ線に沿って、鉄道遺産を見学できるハイキング道が世界遺産登録を契機に整備されました。
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ハイキングはプレダ駅から始まります。プレダ駅構内には1904年の開通時には世界最長だったアルブラトンネル(5866m)が見えます。このトンネルは、現在でもアルプスを南北に越えるトンネルとしては最高所にあります。

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10~20分に一つずつ、ハイキング道に沿って、ドイツ語と英語でアルブラ線についての説明板が設置されています。

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この区間は、最大勾配35‰をループ橋、トンネルを屈指しながら下っていきます。ハイキング道は、途中から幅の狭い道になり、階段などを使いながら下っていきます。足元のしっかりしたブーツが必要ですね。

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30分に一本の間隔で急行列車が通過するので、運が良ければ、ループ橋を渡っている列車を撮影できるかもしれません。

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今回はベルギュン駅まで3時間のコースを楽しみました。ベルギュン駅には新しくアルブラ線鉄道博物館がオープンしたので、ハイキングが終わってから電車の待ち時間を使って見学してみてはいかがでしょうか?

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