スイスアルプス便り

スイスのインターラーケンとサンモリッツにある、日本人経営の旅行会社    <ジャパニーズインカミングサービス>のブログ

Salbit South Ridge(ソルビット南稜)

Salbitschijenはスイスのほぼ中央にある花崗岩の山です。
標高は2981m。東、西、南に稜線を伸ばし、それぞれマルチピッチクライミングの好ルートがあります。中でも南稜は初登1935年のクラシックルートで、あるガイドブックでは「アルプスで一番美しいアルパインクライミングルートの一つ」として紹介されている人気の岩稜です。
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起点となる山小屋、Salbit Hutteは標高2105m。
Hutteまで、麓のバス停&駐車場から約2時間半の急登です。
通常、前日の夕食時までに山小屋に行って泊まり、翌日早朝から約1時間のアプローチを歩いてクライミングが始まります。
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ボルトはしっかり打ってありますが、ところどころカム類が必要です。
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クラックあり、フレークあり、こわいこわいスラブあり・・・
大人気ルートにもかかわらず、スイス人ガイドさんのルートファインディングが的確だったおかげで、順番待ちもなく一番で抜けることができました。17ピッチを6時間で登り切りました。
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登ってきた稜線を振り返ります。
写真中央、やや左に後続パーティーが小さく写っています。
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頂上が近づくにつれて、左前方から西稜が迫って来ます。向こうのルートもカッコイイ!登って来るクライマーの声が聞こえました。
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最後は「ニードル」と呼ばれるタワー。
高度感満点です。
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下山はHutteまでガレ場2時間の歩き。
お天気に恵まれ、 ダイナミックな展望と花崗岩のツブツブを満喫しました。


というわけで、当社ではスイス名峰登頂のガイド手配を承っております。
宿泊手配と日本語アシスタントと合わせてのプランとなります。
お気軽にご相談ください。

(E-mail)
jis.chako@bluewin.ch

もっち 

牛たちの秋の伝統行事

すっかり秋めいてきたインターラーケンです。
そろそろこの季節になると、各地の村々で開かれる牛たちの伝統行事があります。

初夏にアルプスの牧草地(アルプ)に放牧した牛たちを、夏の終わりとともに麓の村の農家のもとへ連れて山を下りるDésalpeデザルプという秋のお祭りです。
(ドイツ語…Alpabzug, Alpabfahrt)

1番たくさんミルクを出した牛がカラフルな花やリボンで着飾られ、そして大きな大きなカウベルの音色を響かせながら、行列の先頭を歩きます。

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やはり先頭集団を歩く牛たちは、道の真ん中をまさに威風堂々と歩いていきます。それとは対照的に、後方を歩く牛たちは、道をそれて観客の方へと突っ込んでいったり、落し物を落としていったりと、牧童さんも手を焼いていたのが印象的でもあり、可愛らしさも見えました。

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伝統衣装を着た地元の人たちもたくさん集まり、ワイン片手にお喋りしている姿、ヨーデルの音楽隊やアルプホルンの演奏、チーズ作りのデモンストレーションまで、スイスならではの光景、イベントが盛り沢山です。

今回ご紹介したのは、去年のSt. Stephanという村のデザルプでした。9月中旬から下旬にかけての土日に開催されることが多いので、その辺りにスイスを訪れるご予定のある方は、滞在地の近くの谷や村でお祭りがないか、ぜひチェックしてみて下さいね。


Landwasser-viaduct

ずっと気になっていたこの場所、
ついに行ってきました!では早速まいります!

まず1箇所目。

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2箇所目。

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3箇所目。

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番外編①

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番外編②

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皆さんはどちらからの眺めがお好きですか?


石橋とレーティッシュ鉄道

サンモリッツから列車で約30分。レーティッシュ鉄道アルブラ沿線上のPreda-Bergün区間のハイキングルートをご紹介します。

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着工はおよそ120年も前の1898年(日本は明治31年)、その6年後に開通したレーティッシュ鉄道アルブラ線。この険しい山岳地帯にトンネルを掘り、石橋を架け、山肌を縫うようにカーブを多用することで標高をかせぎ、クールからサンモリッツまでの高度差約1200mを見事攻略しているわけですが、このような写真を目の前にすると、当時の鉄道技術とここに鉄道を通そうと考え、実行に至ったその凄まじい情熱に感服するばかりです。

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Preda駅を出発して約20分で石橋がこんな目の前に現れます。列車の時刻表から逆算して、ここで列車の通過を待つと良い1枚が撮れそうですね。

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この日はとても暑い日だったのですが、途中アルブラ川が幾度となく目の前に現れ、なんとも涼しい風景を演出してくれていました。

そして石橋とレーティッシュ鉄道をおさめた1枚です。ちなみに前9両は普通車両、後ろ6両はグレーシャー・エクスプレスが連結されていました。

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出発してから約1時間、線路と道路と川が交差する場所に辿り着きました。

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この後、十数分程上りが続き、そして下ります。道幅は狭いので、ゆっくり足元に気をつけて下ります。

出発してから1時間20分。森を抜けると視界が開けます。ホッとする景色ですよね。

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あとはゴール地点のBergün駅まで真っしぐら!
…といきたいところでしたが、

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こんな看板に誘われ、中をのぞいてみることにしました。

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こんな感じで数十種類のチーズやサラミ、肉にバター、ヨーグルトやミルク、アイスクリームまで無人販売されていました。ちょうど喉も渇いていたのでヨーグルトドリンクを手に入れて、可愛らしいBergünの外観を楽しみながら駅へと向かいました。

Preda-Bergünの1駅区間、列車だとたった16分ですが、ゆっくりハイキングを楽しみながらだと約2時間の道のりです。途中列車を待ちながらだと3時間程みておくと安心です。私も次回は3時間コースで、秋の黄葉シーズンに訪れてみたいものです。


ひつじフェスティバル!!

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ベルン州とヴァレー州の境にあるゲンミ峠にやって来ました。この日は一年に一度の羊飼い祭りの日です。空も羊たちを迎えるべく、ひつじ雲のような雲が広がっていました。

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羊たちがここに辿り着く前からお祭りは始まります。アルプホルンの心地よい音色にアコーディオンの軽快な音楽、そしてヨーデルの美しい歌声が湖畔に広がります。ビールやワイン、ラクレットやソーセージなどを飲んだり食べたりしながらみんなその時を待ちます。

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見えますか?はるか向こうに、羊たちの群れが…!
かなりのスピードで急斜面を下り、私たちがいる場所までやって来ました!

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この可愛い親子の眼差し。シャッターを切る手が止まりませんでした。

アルプスの山々に隔たれ、交流のなかった隣り合う2つの州の牧童たちが、お互いの親交を深めるために、州境にあたるゲンミ峠に集まるようになったのが、このお祭りの起源。そんな昔からの風習が、今では人気のアルプスの夏の風物詩になっているなんて素敵ですよね。この先、50年、100年後もこの伝統のお祭りを見られるような平和な世界であってほしいと、羊たちを見ながら感じました。

では最後にもう一枚。
"Midday in the Alps"

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ギャラリー
  • Salbit South Ridge(ソルビット南稜)
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  • 牛たちの秋の伝統行事
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